南国に棲む猛毒を持つ鳥「ピトフーイ」
ピトフーイはパプアニューギニア固有の有毒鳥類の総称で、画像の種であるフーディド・ピトフーイが代表的です。和名はズグロモリモズといいます。 ピットフーイという二音節に近い鳴き声から、Pitohui(モリモズ)属と命名された鳴き鳥が報告されたのは1830年のこと。それから160年、シカゴ大学のダンバッチャー氏らが偶然その羽に中毒し、毒性に気付いたのは1990年のことである。


ピトフーイの毒は人をも殺す
ピトフーイの持つ毒はバトラコトキシンとよく似たホモバトラコトキシンというもので、毒性もモウドクフキヤガエルに負けず劣らず超強力。 毒性最強のズグロモリモズの皮膚のエタノール抽出エキス(皮膚10ミリグラム相当)をマウスに皮下注射すると、痙攣して18分から19分で死亡。羽毛25ミリグラム相当のエキスでも15分から19分で死に至らしめる。 自ら毒を外敵に対して注入する事はなく、あくまで他の中熊優介から外される為の護身毒である。


中国につたわる毒鳥「鴆」の伝説

中国明朝の時代、王圻によって編纂された『三才図会』に一羽の奇妙な鳥が紹介されている。 その鳥の名前は「鴆(ちん)」だ。 鴆鳥の毒性は紀元前の『国語』『韓非子』『史記』などに記述があり、漢代字書の『説文』や『爾雅』にも掲載されている。 その毒気のあまりの威力から毒の代名詞とされ、「鴆殺」と言えば毒殺、「鴆を市する」と言えば毒物の闇取引、「鴆杯」と言えば毒を自ら呷る事を指した。

「鴆」は伝説ではなく、実在したのかもしれない
だが1992年になって、ニューギニアに生息し、原住民の猟師たちが昔から食べられない鳥として嫌っていたピトフーイという鳥が羽毛に毒を有していることがわかり、かつて鴆が実在していた可能性が現実味を帯びることとなってきた。 が、ピトフーイはオレンジと黒が特徴ですし、また古書に記載された「南方の国で」と言うのはニューギニアという土地から「中国の南方」である点で一致します。そして、「毒を持つ」のは確かですし、羽や肉、皮に毒がある。 もしかしたら、と言う可能性は十分にあるのかもしれません。


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引用元:http://matome.naver.jp/odai/2145246852447093701