エアロコンセプト 時計入れ ペンケース 小物入れ トカゲ皮革

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商品の説明

10年くらい前に20万円ほどで購入しました。
未使用の自宅保管品です。美品です。
トカゲ皮革の高級バージョンです。
箱は四隅にあたりがあり、テープを貼りました。おまけとお考えください。
外寸 285×85×28mm
内寸 265×65 mm 深さはクッションの伸縮ありのため 5-10mm
誤差があるかもしれません。

aeroconcept

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サントリーリザーブ スペシャルリザーブ 
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ニッカ 余市 竹鶴 スーパーニッカ
竹鶴21年 竹鶴17年 竹鶴12年





商品の情報

カテゴリー:
インテリア・住まい・小物→ インテリア小物→ 小物入れ
商品のサイズ:
ブランド:
商品の状態:
未使用に近い
配送料の負担:
送料込み(出品者負担)
配送の方法:
らくらくメルカリ便
匿名配送
発送元の地域:
大阪府
発送までの日数:
2~3日で発送

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■当ブログは、フランスと何の関係もございません。

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―流の法―
「元々は、『遁甲術トンコウジュツ』と云ったんだそうです」
源光がそう切り出したのは、勘兵衛に問われたからである。
「お前の芸、ありゃ何て云うんだ?」 「遁甲って事は、忍術か?」
流石にこういう話になると勘兵衛は詳クワしい。
芸事に通ずると思えば、何にでも飛び付いてしまうせいで知識が豊富なのだ。
「忍術は遁甲術の一部でしかありません」
桃乃井が云うには、修業さえすれば何者にでも会得エトク出来る体術のみを伝承したのが忍術なのだと云う。  平安中期には滋岳川人シゲオカノカワヒトと云う遁甲の達人が輩出され、『滋川ジセン新術遁甲書』や『六甲六帖』なる書を遺ノコしている。  川人について、今昔物語集に逸話が遺されている。 「自分は今までしくじった事がないが、今回ばかりは大きな過ちを犯してしまった」  その日は姿を見えなくする呪文によって逃れたのだが、ふたりはまだ追跡を続ける土神たちの話を聞いてしまう。  その声に安仁は呆然ボウゼンとするが、川人は一計を案じる。  恐ろしく思いながらも我慢し、遂に朝を迎え、土神の祟りから逃れることが出来たのだと云う…。』  遁甲とは元々、人相・地形等を観る観察術や、隠蔽インペイ・掩蔽エンペイ術、体術等の総合的な護身術であったと解釈するのが一番近しいのではないだろうか。
寧ムシろ呪術は方術にあったと考えるのが、妥当だと推測される。
方術の元を辿ると道教の『抱朴子ホウボクシ』内篇巻第十七章に出てくる「六甲秘呪」にあり、『六甲六帖』は川人独自の方術を纏めたものだ。これらを鑑カンガみると、遁甲と方術に長タけた川人が方術を遁甲に加えたのは、自然の流れではないか。  後年、遁甲が専ら「奇門キモン遁甲」と謂う方位呪術と解釈されるようになったのは、この滋川流遁甲術の事を指している。  最も発展したのが修験道系の遁甲術で、これが源となり忍が生まれたと考えられる。
修験道は始祖の役小角エンノオヅヌ(役行者エンノギョウジャ)に始まり、大変な健脚が多い。
仏教、神道でも山々で修行を積むのだが、修験道ではほぼ一日中、山中を走り抜くのだと云う。
山岳信仰の為、どの宗派よりも山に詳しいのも特徴である。
山を隔ヘダてた他国の情報収集や、緊急連絡の際に修験者が重宝されたのは想像に難カタくない。長じて細人シノビ(細作する人)転じて忍者と呼ばれ、戦国期に暗躍することになった。  一方、滋川流遁甲術の正統ともいえる陰陽道では、朝廷の衰退とともに勢力を落として行く過程や、豊臣秀吉の農民化政策と徳川幕府の迫害政策により、土御門ツチミカド(安倍氏)を代表とする貴族階級は護マモられたが、それ以外の陰陽師達は壊滅的な打撃を受けた。そして、より高度な護身術を必要としたのである。  後継者不足の為、陰陽道と云う枠が邪魔になったのである…。
「それ以来、術の総称が無いんです」
永々と語った末に、源光はそう締め括った。
「名が無ぇんじゃ不便だったろ」
そう言いながら、内心源光の知識の深さに感嘆していた。
勘兵衛自身も知識は豊富なのだが、源光の知識の深さから較べれば『広く浅く』と云わざるを得ない。  そう思ったのは、源光の不思議の術や得体の知れない雰囲気とは無縁ではない。
勘兵衛はこの時をもって、源光を『お前』と呼ぶのをやめた。
「それが、全然不便じゃなかったんです」
源光の言葉に我に返った。
一瞬の間に考え事をしていたのだ。  比較の対象が無いのだから、そんな呼び方だけで十分だったのだろう。
「弱ったなぁ、名も無ぇんじゃ…」
某流何術と言う名がないと、収まりが悪い感じがするのだ。
「何かそれらしい言葉を教わらなかったのかい」
勘兵衛に言われるままに、源光は師の教えの一つを口ずさんだ。
「当派は陰陽一対、太極の混沌。
有無一対、正邪一対も亦然。留むる事を嫌ふ。
唱ずれば留まり、流るれば唱ずらん。
流の法にて与えせしむる」
「それだ!」
意味も解らぬままに、勘兵衛は膝を叩いた。
「それって?」
源光がきょとんと首を傾げる。
その仕草は桃乃井を思わせるような、あどけない稚拙さだった。 「流の法にて与えせしむるさ」
「流の法ですか」
「どうだい?」 「良い名ですね」
流の法の評判は上々だった。  勘兵衛に至っては小躍りせんばかりである。なによりも、噂を流した並木屋の鼻の穴を開かせた事が、嬉しくて堪らなかったのだろう。
「並木屋の連中も、さぞや悔しかろうよ」
人が悪そうに、にやにやと笑った。
「安心などは致さぬ事だ。並木屋は、ただでは起き上がらぬ」
尚庵はこの町に住んでいたのだから当然だが、旅芸者の勘兵衛達より、並木屋の噂を識シっている。  かなり非道な噂もあり、何度かお調べを受けた事もあるのだが、その度に証拠不十分で無罪放免になってしまう。  尚庵の話を聞いていて、そのうち勘兵衛は鼻で笑った。  いくらお役人を味方に付けていても、そうおおっぴらに脅していれば、庇カバいきれるものではない。  商売が出来て、暴力沙汰に成る事も無いのなら恐れる事など何も無い。
勘兵衛は固く、そう信じていた。
尚庵も並木屋の一件を目の当たりにしているだけに、勘兵衛の考えがよく解った。だが、胸が騒いで仕方が無いのだ。
「何も無ければ良いのだが…」
「なぁに、鹿さんの足が治るまでさ。そしたら、さっさと出て行くよ」

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―打ち返し―
並木屋の一件以来、客足がぱたりと途絶えた。
『あの一座に関わると祟りがある』
そんな噂が立ったのだ。
噂の出所の見当は付いている。
並木屋である。 『真言密教に伝わる秘術だ。ここに居る全員を呪い殺す事も出来る』
口から出任せに勘兵衛が云った脅オドしが噂の源ミナモトだろう。
「勘兵衛さんが変な事言うからですよ」
桃乃井が迷惑そうに言った。
「仕方無ぇだろ。ああでも云わなきゃ、そのまんま手込めにされてたんだ」
そう言う勘兵衛の顔は苦虫を噛み潰したように苦り切っている。
火の無い所に煙は立たぬと云うが、その火種が自分だと解っているだけに、言い逃れをしているような気がしてならないのだ。
「潮時ね」
桜瀬が言った。
引き払って、別の町に移動しようと言う意味だ。
「だな」
噂が無くても客の入りは近頃悪くなっていた。
一ト月近くも居座ったのだから当然と云えば当然である。  そこへ、この噂である。今退いては噂に負けたように思われそうで、何となく面白くない。
だが、客足が悪くなり始めたら引き上げるのが鉄則である。
つまらない意地など張っている場合ではなかった。
勘兵衛はちらりと鹿之介に視線を移した。
「歩けるかい?」
鹿之介は頷いたが、そこへ尚庵が割り込んで来た。
尚庵は並木屋の一件で、図らずも勘兵衛とのやり取りに立ち会ってしまっている。自宅に帰った所で、いつ並木屋の連中に因縁を付けられるか解ったものではなかった。 「何処へ流れようとも、医者は重宝される」
そう言って、旅仕度で転がり込んだものである。
どうせ身内の者などない寡男ヤモメ暮らしだ。気楽なものである。
そんな尚庵が、鹿之介と勘兵衛の双方を叱った。
「これっ!馬鹿な事を申すでない。この足では隣村にも行けるものか」 「桃乃井に頼みゃ、痛みはしないだろ」  勘兵衛は思い付いたままの気楽さで言って、桃乃井と尚庵に猛烈に反発された。
痛みが無くなるのと、傷が癒イえるのは違う。
そもそも、痛むと云うのは何処かが悪いと云う身体からの警報だ。その警報を無視する事は、徒イタズラに身体を痛め付ける事である云々。 その大音声ダイオンジョウで叱られては、たまったものではない。勘兵衛は辟易ヘキエキして手を振った。
「解った。解ったから、その大声は勘弁してくれ」
とまれ、この場を引き払って別の場所に移動するという手段は、ぴしゃりと塞がれてしまった。  桜瀬と桃乃井の両輪で荒稼ぎもしたし、並木屋から頂戴した五十両もあるから食いつなぐ事は出来るには出来たが、次の旅では噂の届かぬ所まで幾分長旅をしなければならなくなる筈である。 「全く面倒臭ぇ話だぜ」
わざとがましい大袈裟な溜息とともに勘兵衛が愚痴を零した。
本業での稼ぎを見込めない今、方々に頭を下げて、どんな下らない仕事でも取って来なければならない。  そして勘兵衛は、こういった時に仕事を取って来るのが非常に上手かった。
「やれやれ、俺の出番になっちまったな」
寧ムシろ喜んでいるような、そんな口調で立ち上がった。
驚いた事に、夕暮れには三っつも仕事を取って帰って来た。 「鹿さんの足が治るまでだ。辛い事もあるだろうが、辛抱シンボウしてくれ」
座員一堂に向かって勘兵衛が、きっちりと頭を下げた。
翌早朝、仕事内容に合わせた組み合わせで三組みに別れさせ出掛ける準備をしていた所に、次々と仕事の雇い主乃至ナイシ、代理の者が現れた。 「妙だな」  しかも三件揃ソロってである。有り得ウべき事ではなかった。
「祟りを恐れたのではあるまいか」
尚庵が言った。
勘兵衛が噂の一座の者と後で知って断りを入れに来た。
逃げるように帰って行ったのがその証拠ではないか…。
「いや。それは無ぇよ」
勘兵衛は間髪入れずに、否定しきった。話しをする際、自分がどれだけ不利になろうとも、一座の長である事を一切隠さずに話を纏めて来たからだ。
『口に糊ノリするのに、嘘なんか必要ねぇだろ』
商売はまた別の話だが、人を騙くらかして得た金で腹を満たしては、人間がこすっからくなってしまう。勘兵衛は心からそう信じ、腹を満たす為だけに人を騙す事を良しとしなかった。それが勘兵衛の生き方であり、真面目シンメンモクと云ったところだろうか。  三件共に、そう簡単に御破算ゴワサンになりそうにない手応えだったのだ。
「妙だな」
勘兵衛はもう一度呟いた。
だが、意外にも理由は祟りだった。
勘兵衛が話しを纏マトめた後、並木屋の手代が話を潰しに来たのである。
「あの一座を雇ったら、商売出来なくなるぜ」
この町で回船問屋は並木屋しか無い。  卸問屋は疎オロか、その各々オノオノと取引のある者全てが並木屋を恐れていた。  正に祟りが具現化して脅しに来たのである。 「汚ねぇ真似しやがる」
桃乃井の話しを聞き終え、勘兵衛が宙を睨んだ。
桃乃井は懸命にも、断りに来た三人の頭の中を覗いていた。  桃乃井はこれを『読心術』と呼び、頭に思い描いた事であれば、おおよそ読み取れるのだと補足した。  他人に心裏ココロウチを見透かされる事は、決して気持ちの良い事では無い。濫発ランパツ出来る術ではないとしておかなければ、いずれは桃乃井に不信感を抱かれ、出て行く羽目になってしまうのを、知っているからだ。  桃乃井の常識から逸脱イツダツした言動に馴ナれたのだろう。 「お前のその芸で、奴らに仕返し出来ねぇか?」  またしても、桃乃井が迷惑そうに言った。  凡人には防ぎようの無い術であり、術者は安全を確保しつつ殺す事が出来るのだ。これは完全なる殺戮サツリクである。  そんな術だからこそ、術を学ぶ者は常にきびしく戒イマシめられた。  術を以モって死を呼ぶ者の魂は、地獄の彼方に引きずり込まれてもまだ足らぬ。極楽浄土に行く事も、百万地獄に堕オちる事も赦ユルされぬ、死と死の狭間ハザマに嵌め込まれ、未来永劫苦ミライエイゴウしみ続けるのだと云う。
「そうじゃねぇ。奴らの鼻の穴を開あかしてやりてぇんだ」
このまま収入の見込みも無いまま、蓄えを消費すると云う事は並木屋の思う壷だ。  本業の方は既に客に飽きられている、噂が無くとも客足が途絶えるのは時間の問題だ。
ましてや、この噂である。
噂に負けない、目新しい芸を披露するとなれば客足も戻るかも知れない。客足が戻れば並木屋の鼻の穴も開くだろう。
これが勘兵衛流の仕返しである。
そして飽きられていない芸と云えば唯一、桃乃井の持つ芸だった。
「でも、見た人は分かってくれるでしょうか?」
桃乃井は今まで、自分の術を瞬時に理解できる者に会った事が無い。
それでは芸として成立しないのではないか…。
なるほど、そう云われてみれば勘兵衛自身も、桃乃井の術に対し身をもって体験するまでは眉唾マユツバだった。
「そうだなぁ」
桃乃井に言われて、勘兵衛は考え込んでしまった。 「噂を利用しては如何か」
「それだ!」
舞台の上に一人の男が立っている。
煤ススけた感じのする小汚い黒衣を纏マトった姿で声明ショウミョウを上げ、一種異様な雰囲気を作り上げた。
高く響くような声である。
一見して僧のように見えるのだが、髪を長々と蓄えていた。
よく見ると、背中に垂らす程の長さを、いい加減に括ってある。
桟敷サジキで観ていた尚庵が、感嘆の溜息を漏らした。  桃乃井なのである。
顔形が変わった訳でも、体格が変わった訳でもない。
だが、たおやかで頼りない感じのする桃乃井とは全く別人の、荒行を成し遂げた、意思の強さを思わせる僧になっていた。 「驚いたろ」
いつの間にか横に居た勘兵衛に囁ササヤかれた。
源光にばかり気を取られ過ぎて、勘兵衛が近付いた事に気が付かなかったのだ。
顎を引くように頷くと、舞台から目も離さずに尚庵が呟いた。
「衣裳だけでこれ程変われるものか…」
「これも奴の芸さ」
「芸?」
尚庵の視線が初めて勘兵衛に移った。
「ああ、奴が衣裳を着てるんじゃねぇんだ。衣裳に着られてんだよ」
勘兵衛がニコリともせずに、そう答えた。

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